台風が九州に上陸している時、私達夫婦は鹿児島から熊本へと向かっていました。
まるで台風を追いかけるようで、雨男と雨女と噂されていた夫婦ですが、実証されてしまう事に。
途中にはちょっとした土砂崩れなどにも遭遇し、倒れ掛かった木を避けて、時には膝下まで増水した雨に潜り障害物をどかしながら軸屋酒造さんへ向かいます。
頼りにしているカーナビには台風の災害までは映し出されませんから、それはもう大変な移動でした。
ようやくたどりついた軸屋酒造さんは、右手側には黒い落ち着いた蔵があり、左手側には事務所、正面が工場となっており、それぞれ分担され焼酎造りをしていました。
蔵の中に入ると甘いお芋の香りが漂い、仕込みの真っ最中を全身で感じる事ができ、思わず鳥肌を立てました。ゾクゾクします。
カメの中では1日目、2日目と熟成している様子で、耳を傾けると「ピチピチ」と何ともいえない音がします。
それが4日目ぐらいになると、静かな落ち着いた音に変わります。
蔵の2階をお住まいとしていた昔は、その音が子守唄代わりになっていたそうです。
タンクの中にはまだろ過もされていない焼酎が入っていて、ありがたい事にそれを飲ませていただく事ができました。
舟和の芋ようかんのように素朴な香りで、味わいも洗練された味ではないのです。
旨さは抜群!胸が高鳴り、興奮さえ覚えます。
一つ一つの過程を見て、聞いて、味わう...彼らがどんなに焼酎に思いを寄せているかがわかります。
とても大切に愛情を持っているからこそ、こんなに美味しい焼酎が生まれるのですね。
社長さんがふかしたての黄金千金を食べさせてくれました。お芋の香りはきつくなく、皮も普通に食べられます。
焼酎で香るお芋のにおいは、造っている段階で徐々につくようですね。
金時より柔らかく、口の中で溶けるようです。とてもとても美味しいお芋でした。
初留、中タレ、原酒、末タレ、割水した焼酎をそれぞれの違いがわかるように試飲もさせて頂きました。
お忙しい時期できたが、活気を肌で感じ、造り手さんも五感をフルに使った100%以上の力で焼酎を造っている事、
それぞれの蔵元さんが個性溢れる焼酎を造っている事を知り、とてもためになる訪問となりました。
おいしい焼酎を造ってくださり、本当にありがとうございます。
〜プードルママの一言〜 |
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| 蔵元の情熱もまた焼酎を旨くするひとつの要素なのかも。 |
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